鹿児島県菓子工業組合のホームページです。鹿児島のお菓子屋さんや鹿児島の銘菓をご紹介します。
地域団体商標登録とは・・・
現在、鹿児島県菓子工業組合では、「鹿児島名産かるかん」の
地域団体商標登録取得のための準備中です。
制度の概要 |
地域の名称及び商品の名称等からなる商標について、一定の範囲で周知となった場合には、事業協同組合等の団体による地域団体商標の登録を認める制度で、平成18年4月1日にスタートした。 |
制度の目的 | 地域ブランドを適切に保護することにより、事業者の信用の維持を図り、産業競争力の強化と地域経済の活性化を支援することを目的としている。 |
登録の効果 | ・他人(他県・他団体等)による便乗使用等を排除できる。 ・「商標権」の発生により、信用が形成され、付加価値が増す。 |
当組合の取組 | ・組合員全員に「鹿児島名産かるかん」のポスター及びシールを配布し、お土産用の菓子箱にシールを貼る。 ・県内外のイベント、物産展でチラシを配布し、「鹿児島名産かるかん」の名称の浸透を図る |
「鹿児島名産かるかん」の歴史
島津家に残る献立の記録によると「軽羹」の文字が文献に現れる最も古い記録は元禄12年 (1699年)の20代島津綱貴の50歳の祝宴に供されたとあります。
その軽羹が今日のような鹿児島を代表とする銘菓として育ったのには、安政元年島津斉彬が、 播州明石出身の江戸の菓子職人八島六兵衛を薩摩に招き、研究させたことに端を発していると思われます。
集成館事業によって改良、製造された米の粉、白砂糖に八島六兵衛の菓子技術が加わって 「軽羹」 がより洗練されたものへと進化し、薩摩を代表する銘菓「かるかん」が誕生するに至ったといわれています。
鹿児島では毎年、自然薯(天然の山芋)ができる、「かるかん」の旬ともいえる11月に、島津斉彬公及び島津家代々を祀る鶴嶺神社に「かるかん」を奉納し、鹿児島の菓子文化の発展を祈っております。